「顧客目線がハラスメント防止に役立つ」
2016年7月21日
私は実際に、企業様の実務に入り、ハラスメント防止のコンサルをさせていただいくこともあります。
企業全体のサービスの質を上げるとき、…
一つ考えなければいけないのが、
「従業員のマインドを変え、シンプルな目的意識を徹底させること」にあると思います。そして、その目的意識の根幹には「顧客」があります。
言い換えれば、「他者」の目を常に意識するということです。
企業は「顧客」という他者の存在によってしか、成り立ちません。
考えればわかります。企業の売上げは全て顧客からもたらされるからです。そして、顧客は「他者」でもあります。企業にとって厳しい目を持っていらっしゃり、信頼ができると、温かい目をもっていただけます。しかし、信頼を裏切ると、より厳しく、冷たい視線を向ける存在になります。
従業員の立場では、なかなか「顧客」を意識する事はありません。ですが、「顧客」の存在こそが、従業員の能力向上や、労働環境の改善に繋がっていく一番のキーポイントであり、外す事はできないのです。
組織全体が「顧客」のために何ができるかを徹底的に考え、改善していく風土を作っていく必要性があります。
ハラスメントの起こる背景の一つに、社風として、「顧客」目線マインドが欠けていることが挙げられます。
ハラスメントが起こる背景にある感情には、現状維持・保身・自分本位などがあげられますが、・・・・それらは全て「顧客」目線には繋がっていないということです。
皆さん、想像してみて下さい。「顧客」目線のあるハラスメントというのがあるのでしょうか?・・・・あるなら、ぜひ聞いてみたいです。
ということは、顧客目線に立つことが、ハラスメント防止に役立つと考えられるのです。