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事例紹介

ブラック企業

2014年2月25日

パワハラと同時に、職場問題で世間を騒がせているのが、「ブラック企業」。

パワハラが個人対個人の問題なのに対して、ブラック企業は組織対個人の問題になります。

昨年、「ブラック企業 日本を食い潰す妖怪」という本が出版され、改めて問題に関心が集まりましたが、

ブラック企業の大きな特徴として、

・人をコストとして考え、一切の人格を考慮しない

ことが挙げられます。100時間を越えるサービス残業は当たり前であったり、不可能な仕事量を要求されたり、挙句の果てには、休み無しの状況が続いたり。

そして、都合よく切り捨てていく・・・・・・。

しかも、この捨て方もだんだんと変わってきているようです。

私が知っている例では、脳卒中で倒れた方が、数年の休職後、奥さんの必死の介護のおかげで、職場復帰できるまでになりました。会社は、復職の前提として、会社が実施している技能テストに合格することを要求。見事に合格したのですが、会社は復職を認めない、挙句の果てには、休職期間終了後に、期間満了を理由に解雇をしてきたのです。

この事例には、私も怒りを感じました。その方は利き腕の右腕に麻痺が残っている状況でしたが、左腕の能力を上げ、字も普通の人間以上に綺麗な字を書けるようになりましたし、会社の課したテストも、普通の従業員でさえなかなか合格できるようなものではなかったのです。それにも関わらず、会社はあれこれ理由をつけて、復職を拒む・・・・・。

これもまた、組織としてやっていることですから、十分に「ブラック企業」と言えるでしょう。

なにも、普段の現場でパワハラをしたり、長時間労働や理不尽な要求をするだけが「ブラック企業」ではないのです。

上記の方は、裁判まで考えていましたが、兄弟親族の方が精神的な負担が大きい!と反対されて、諦めました。なんともやるせないことです。

働けなくなったら捨てる、というのは、ブラック企業の基本的な姿勢と考えて間違いないでしょう。

人を切り捨てる技術を磨きあげ、追い詰めていくのは、基本的人権が憲法上の権利として認められた国の企業として、やってはならないことだと私は考えます。

したがって、私は企業様に助言をする場合でも、忌憚なく率直に申し上げることを旨としています。

私は、お付き合いしている企業様を「ブラック企業」にしたくないのです。