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事例紹介

【秋田県警パワハラ・県議会質疑要旨】被害者を逆に更迭、目の前に席替えされ自殺

2014年7月25日

秋田県議会で行われた 秋田県警察で起こったパワハラ事件に関するやり取りです。

使用者側の対応や考えが分かる、貴重な記事だと思います。

 

 

 

2014年3月5日産経新聞の記事です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140305/crm14030515430010-n1.htm

 

(引用はじめ)

パワハラの標的は目の前に席替えさせられ、自ら命を絶った。更迭された被害者もいた…。秋田県警の小松雅美元交通部長(59)=本部長訓戒を受け退職=によるパワハラ問題は、県警の隠蔽体質が批判される中、次々と新たな事実が明るみに出ている。4日行われた県議会教育公安委員会での質疑の概要は次の通り。

 【秋田東署副署長更迭問題】

北林康司氏(自民) 巷間(こうかん)伝え聞くと、(小松元部長が)秋田東警察署の署長時代にもそういう状況(パワハラ)があって、(部下が)異動させられたという話になって巷間伝わってくるんですよね。そのことについては事実ですか。どういう状況なんですか。

角田秀人警務部長 秋田東警察署長当時ですが、幹部職員に対しまして不適切な言動があったということが認められております。その当時副署長をしていた警察官を人事異動したという事実がございます。

北林氏 人事異動したという事実はあるということですよね。

角田警務部長 秋田東警察署長から不適切な言動を受けていた、当時の副署長を人事異動させたという事実がございます。

北林氏 それは、やはりパワハラという認識ですか。

角田警務部長 秋田県は平成22年10月にセクシャルハラスメント等防止対策要綱を定めまして、その中でパワハラとはどういうものか定義をしております。それ以前の言動でありますので、パワハラということではなくて、不適切な言動があったという事実でございます。

志村務県警本部長 本件ですけれども、まさに今、警務部長から申し上げた通り、当時まだパワハラという概念が確定していない状況の中にありましたが、私ども、そうは言っても、署のマネジメントとしていかがなものかということで、不適切な言動があったということは認定をし、確定をしております。なお人事異動の関係でございますけれども、当時の状況の中ではですね、本部の関係の人事のセクション等では、不適切な言動とまでの確定した認定をしているわけではなくて、相性がよくないですよねと、この2人の間の。うまい業務遂行上、署長と副署長としての関係はいかがなものかというのが一つありました。併せてですね、当時、交通部の交通聴聞官が病気で、少し業務に対応することができないということもありましたので、もともとその必要性に基づいて人事をしなきゃいけません、そういう状況が発生しました。その際に、それならば、東署においてそういったマネジメント上の問題もあるので、この人を充てて交通聴聞官から端を発した人事異動の線につなげたというのが、当時の対応でございます。

 【本荘署地域課長自殺問題】

北林氏 本荘警察署副署長時代までさかのぼって、大変悲しい事件(自殺)があったということと結びついた形でわれわれのところには伝わってきたわけでありますが、先般の本部長コメント等においても、それ(パワハラとの因果関係)は確認できないような状況だという話ですが、皆様が直接(当時の関係者)22名の方、あるいは50名の方に聴いても関連性は全くなかったということは言い切れますか。

 

角田警務部長 本荘署の案件につきましては22人の署員等から証言を求めました。その結果、(自殺した)地域課長を副署長席の前に立たせまして、署員や来庁した県民の方々が聞こえるような大きな声で「部下にいつ仕事をさせるんだ」などと叱責していたことが確認されまして、これを不適切な言動に該当する事実として認定したものであります。また調査の結果、不適切と疑われる行為といたしまして、当該課長の机を副署長の面前に配置換えさせていたことも確認されました。他方、自殺と不適切な言動を直接結びつけます証言は得られませんでした。また遺書におきましても、副署長に関する記述はなくて、自殺と不適切な言動を結びつける明確な根拠はないことから、自殺と不適切な言動との因果関係を認めるには至らなかったということでございます。

 【情報開示】

石川ひとみ氏(社民) 不祥事を私たちは新聞で知るという状況でした。今後のありようをどういうふうにお考えですか。

志村本部長 私どもはですね、今回の一連の不祥事につきまして、処分後に記者の皆さん方を通じまして、記者レクという形で情報提供を発しさせていただきまして、その時点で県警としてのコメントを警務部長コメントという形で県警の考え方についてはお伝えをしてきたつもりであります。

そして、また県議会の先生方にはですね、(非公開の)協議会という形だったものですからいろいろ批判を浴びておりますが(笑い)、一応情報としては提供させていただいているのかなと思っております。

 

あと、自殺の関係につきましてはですね、私ども当時の判断はどうだったのかなということでいろいろご批判もあります。ただ私自身はですね、やはり自殺の問題というのは大変デリケートな問題で、そしてまた因果関係が特定されている場合、懲戒処分との間で、今回監督上の措置(本部長訓戒)ですけど、そういった措置との関係で因果関係が私どもとして認定できているような場合については当然明らかにしていくべきであろうと思いますが、他方今回こういった判断になっていること、そして、また、ご遺族の方々の静穏な生活というか、そういったものへの配慮というのも必要であろうということ。決して因果関係が明確になっていない中で、前部長のほうの人権というと言い過ぎかもしれませんが、因果関係が特定されてない中においてはですね、そういった面も全くないわけではないということで、その点については情報提供しなかったわけですけれども、その点について今回こうして報道の中で明らかになりましたし、私ども、その点につきましては、世の中にその事実が出た段階においては、できる限り速やかに対応させていただいたものというふうに考えております。

ただ、もちろん、反省すべきところは反省しなければいけませんので(笑い)、そういったことで私どもは考えていたわけですけども、それで果たして十分な情報提供が世の中に対して、あるいは県民の皆様に対して、あるいは県議会の先生方に対してなされていたのかというと、その点についてご批判があるようであれば、私どもそれは今回の件を教訓といたしまして、今後改善すべき点については改善して対応してまいりたいというふうに考えております。こうしたご批判を受けることのないように対応してまいりたいというふうに考えております。

(引用終わり)

 

この事件に関しては、以下の報道もあります。クリックして参考ください。

「警察の我慢文化改める」秋田県警本部長 パワハラ問題で

パワハラ受けた男性警部自殺 秋田県警 公表せず

秋田 パワハラ幹部の天下り案 県警は否定