パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

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事例紹介

パワハラに因果を持つ自殺について。

2014年5月2日

命を絶つとはどういうことでしょうか。

パワハラの相談を受けていると、かなり多くの方がメンタルの不調を抱えていらっしゃり、状況の深刻さをまざまざと感じます。

場合によっては、自殺に至るケースもあります。

命の営みが押しつぶされてしまうのです。

私の相談者には、命を絶たれた方は今のところありませんが、同じ上司からパワハラを受けた方が命を絶ったというケースは経験したことがあります。(というより、その方の相談は継続中です)

そして、その大元と思われる加害者は、なんとも思っていないことに内心怒りを感じずにはいられません。

しかし、加害者には罪の意識さえありません。死んだらこれ幸いとばかりに無感覚に逃避するのです。

無感覚ですから、「悪いことをした」という思いさえ起こりようがありません。死人に口無しを過ぎて、その人という命があった事さえ頭の中から綺麗さっぱり消してしまうのです。

無感覚は、過去から都合の悪い罪悪を消し去る強い作用があります。ですから、遺族や周りの方のことに関心も向きませんし、向こうとも思わない。 そして、憤りさえあざ笑うのです。

無感覚は麻薬です。人が人として生きたいという願いこそ、邪だと感じます。ですから、無感覚な人間にとって、憤りや怒り、そして人らしくあることはとても歪な思考に思え、幼稚なものに感じます。そして無感覚である自分の麻痺状態こそが、「人らしい」と感じるのです。

なぜ、パワハラは起こるのか、意図的な「悪」によって引き起こされるのではなく、人らしさを毒によって麻痺させられた「普通の感覚」によって引き起こされるのだと感じる今日この頃です。