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事例紹介

パワハラ防止標語についての基本

2014年4月27日

労働法

 

パワハラ防止に関しては、標語作りに関心のある企業様も多いようです。

実際、このHPにも、「パワハラ 標語」とか 「パワハラ セクハラ 標語」「パワハラ防止 標語」

などの検索ワードで来られる方が多いのです。

それだけ関心が高いといえます。

 

なので、今回はより具体的にパワハラ防止の標語について、作るときの基本を記したいと思います。

(もともとは、ブログに載せていた記事です)

まず、結論から言いましょう。パワハラ防止標語の基本は以下のとおりです。

 

1・叩くな、蹴るな、暴力振るうな

2・威嚇するな、脅迫するな、暴言を吐くな

3・無視するな

4・挨拶はきちんとしよう

5・仕事の押し付けをするな

6・人格を傷つけるな

7・コミュニケーションを円滑化する工夫と努力を常に継続する

 

です。あくまでも基本なので、実際の標語となると次のようになります(あくまでも一例です)。

・叩いたり蹴ったりするような行為はしません。

・机を大きく叩いたり、物を投げつけたりするような威嚇、脅迫行為や暴言を吐く行為はしません

・無視をしません。質問や問いかけにはキチンと答えます。

・挨拶をきちんとします。

・仕事の押し付けをしません。不可能な仕事をさせたり、仕事を与えないようなことはしません。

・人格を傷つけるような言動はしません。

・以上の項目を徹底するために、コミュニケーションを図る工夫と努力をしていきます。

 

この標語の基本のベースとなっているのが、厚生労働省が示すパワハラの行動類型です。

次のようになります。

(1)身体的な攻撃(暴行・傷害)

(2)精神的な攻撃(脅迫・暴言等)

(3)人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)

(4)過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)

(5)過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)

(6)個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

 

どの基本がどの行動類型に対応しているのか、見てみましょう。

基本1・叩くな、蹴るな、暴力振るうな⇒ 行動類型(1)身体的な攻撃

基本2・威嚇するな、脅迫するな、暴言吐くな⇒ 行動類型(2)精神的な攻撃

基本3・無視するな⇒ 行動類型(3)人間関係からの切り離し

基本4・挨拶はきちんとしよう⇒ 行動類型(2)精神的な攻撃 及び (3)人間関係からの切り離し

基本5・仕事の押し付けをするな⇒ 行動類型(4)過大な要求 及び (5)過小な要求

基本6・人格を傷つけるな⇒ 行動類型(6)個の侵害

基本7・コミュニケーションを円滑化する工夫と努力を常に継続する⇒ 行動類型に対応するものではない。

 

基本7については、行動類型に対応するものではありませんが、基本1~6を徹底させるためには、絶対に外せません。

 

というのは、パワハラが発生している現場のほとんどにおいて、コミュニケーションの欠如が見られ、パワハラに関する言論や研究においてもコミュニケーションの円滑化が重要とされているからです。

また、私自身が受けている相談事例でも、何らかの形でのコミュニケーション不足、欠如、拒否がみられます。

したがって、基本1~6を徹底させ、パワハラを防止するには、基本7は絶対に必要なのです。

基本1~6がどちらかというと「~~してはいけない」という消極的なものであるに対し、基本7は、積極的な行動を求めています。というのは、基本1~6の全てが、コミュニケーションの欠如と密接につながっているからです。

考えても見てください。暴力行為が行われていて、コミュニケーションが円滑だと言えるでしょうか。

無視をされて、コミュニケーションが円滑といえるでしょうか。仕事の押し付けが円滑なコミュニケーションの上でなされるでしょうか。人格が傷つけられて、円滑なコミュニケーションが図れるでしょうか。

つまり、基本7はパワハラ防止において非常に重要であり、ただ標語に掲げるだけではなく、具体化して実践する必要があるのです。

ということは、標語を作ったうえで、基本7の具体的な方策の立案、実行が必要になってきます。

そこには、基本1~6は当然の前提とした上で、それ以外のコミュニケーションの円滑化に関する方策も創意工夫しながら盛り込む必要があるでしょう。

また、パワハラ防止は、現場での実践がとても大切です。ただ、なんとなくコミュニケーション円滑化の方策を作ったということでは意味がありません。作った方策を実行し、行動することが大切なのです。

 

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