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事例紹介

コミュニケーション不足 ・・・・パワハラに関するコラムです。

2014年4月2日

先日のことですが、ある弁護士さんからこのようなお話を伺いました。

パワハラなどの労働争議で上司や経営者が発する反論に多いのが、「コミュニケーション不足」という一方的な指摘だというのです。

コミュニケーション私なりにこの「コミュニケーション不足」という言葉を考えてみました。

「コミュニケーション不足」を指摘した上で職場環境を壊している、と言われてしまえば、ひとたまりもありません。「コミュニケーション不足」状態というのは、複合的な要素が絡んでおり、職場で権限を持っている立場の人間が容易に且つ一方的に指摘できるようなものではないのですし、互いに悪い要素は持っていることが多いのです。ですから、双方に歩み寄る努力というのは必要なのです。

しかし、上司や経営者が一方的に、部下に「コミュニケーション不足」を指摘するのは、指導・教育というよりは、本来あるべき安全配慮義務を放棄する、と宣言したに等しいのではないでしょうか。もちろん、「コミュニケーション不足」を指摘したからと言って、パワハラにもなりませんし、損害賠償の対象にもなりません。

としても、例えば、「コミュニケーション不足」を理由に部下を追い詰めることはできるでしょう。「コミュニケーション不足」を盾に部下の言い分を封じ込めることはできるのですから。

それに、「コミュニケーション不足」という一方的な指摘は、「コミュニケーション不足」状態の解消に必要な歩み寄りを拒否しています。実は、パワハラが起こる根本原因は、「コミュニケーション不足」と「コミュニケーションの拒否」であることが多いのです。

つまり、「コミュニケーション不足」という指摘は、「コミュニケーションの拒否」をするのと限りなく等しく、パワーハラスメント防止義務を放棄すると宣言するのに等しいのです。安全配慮義務の中には、パワーハラスメント防止義務が含まれていますから、そうなると、「コミュニケーション不足」という指摘は、安全配慮義務を放棄すると宣言したに等しいのではないか、という私の仮説は、かなり近いようなものに思えます。

もし、「コミュニケーション不足」を指摘するのであれば、自ら悪い点を洗い出し、反省し、改善する案を提示すべきでしょう。

 

 

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