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事例紹介

パワハラの加害者はなぜ、加害を認めない?(加害の心理)

2018年4月17日

パワハラの加害者の心理について、かなりの数の検索がされているようです。

周りは、内心パワハラだと思っているにも関わらず、それを意に介さず、ハラスメント行為を続ける・・・・
という人は結構います。

「一体この人の心理はどうなっているのだろう・・・・・」

と思ってしまうこともザラです。

また、ハラスメントの加害者は、ハラスメントをしたことを認めません。
そもそも、自分の行為がハラスメントだなんて思っていないのです。

 

パワハラの加害者は、自分がハラスメントをしているとは思っていない!! 

だからこそ、ハラスメントをしていると認めないのです。
もともと、ハラスメント行為の背景には、自分の行為を正当化しようという心理が働いています。
自己正当化が無意識・無自覚に働いている以上、どのような影響が相手にあろうとも、自分がハラスメントをしてるとは認めないのです。

だからこそ、加害者に、行為を改めるよう働きかけることは無駄なのです。

私が、パワハラの相談で、一枚の文書でハラスメント防止を申し入れること(クリックすると詳細記事に行きます)を推奨しているのは、このためです。ハラスメントの加害者に加害を認めさせることほど、無駄な労力はありません。

 

パワハラの加害者の心理は、犯罪心理に似ている。

パワハラの加害者は犯罪者だ!と言いたいわけではありません。

犯罪心理は大なり小なり誰でも持っています。それが、何らかのプレッシャーやストレス、満たされない思い等がさまざまに重なって、行動として顕在化するのです。犯罪は相手に対してマイナスな影響を与えます。ハラスメントも相手にマイナスな影響を与えます。そういう意味では、何らかの犯罪心理が職場という独特の空間の中で働いて行われるのがハラスメントを行う心理ともいえるのです。

そして、故意でも過失でも行われてしまうのがハラスメントの加害の心理なのです。その背景には、犯罪心理と同じように、何らかの欲求を満たそうとする傾向があります。

主にどのような欲求があるのかを見ていくと、次のようになります。
生理学的・本能的な欲求……生命維持に必要な食欲・睡眠欲などの基本的欲求。食べ物を食べたい欲求が満たされなければ、窃盗などの犯罪を起こしやすくなる。職場だと、長時間労働により、何らかの悪質的な行為が起こりやすい環境が作られる原因に繋がっていく。

安全・安心の欲求……危険(脅威)を回避して安全な生活や安心できる環境を守りたいという欲求。自分と敵対している相手を先制攻撃で傷つけたり、自分に不安・威圧を与えている相手を脅迫したりする犯罪を犯しやすくなる。 ハラスメントをされている側が、抑圧に耐えられなくなり、思わず、暴力的な行為に出る場合があります。仮に、暴力的な行為が職場で発生した場合は、背景として、目に見えない抑圧行為があったことも想定したほうがいい場合もあります。

所属・愛情の欲求……集団に所属して自分の役割・居場所を見出したい、他者や集団に愛されたいという欲求。学校や家庭に居場所を見つけられない子供がひきこもりになったり非行に走りやすくなったりする事は多い。自分が好きな相手から愛されないことを不満に思って、ストーカー化したり殺傷事件を起こしてしまうようなケースもある。 家庭やプライベートで欲求が満たされないときに、職場でハラスメント行為に転換されるケースがあります。家庭に居場所が無い時に、職場で居場所を確保し、満たされないものを補填するためにハラスメントを行うケースがあります。

承認欲求……他者に自分の行動や存在価値を承認(賞賛・評価)されたいと思う欲求。合法的な手段では他人に注目されず認められないことを不満に思い、派手な劇場型犯罪やマスメディアを騒がせる愉快犯(飲食物への異物混入など)・凶悪犯罪を行うことで、自分の歪んだ承認欲求(過剰な承認欲求)を満たそうとすることがある。 職場は組織ですから、組織に承認されるために、さまざまなハラスメントが行われます。犯罪の場合は凶悪になりますが、軽微なハラスメントの場合は、この心理が働いていることの方が多いのです。

自己実現欲求……潜在的な可能性や本来の自己を開発して、自分の存在価値(表現欲求・社会への関与)を実現するような欲求。自分の才能・知識・可能性を駆使して今までにない完全犯罪や異常犯罪(テロリズム)を計画するなど、犯罪そのものを芸術化(ゲーム化)したり自己目的化したりする特殊な犯罪が実行されるケースがある。 この欲求を背景としたハラスメントはかなり少ないですが、実際にあります。ただし、高度な頭脳を駆使して、高度な手法を使うので、ハラスメントであるということが分かりにくいです。会社組織の仕組みや法律を巧妙に利用して行われるので、懲戒処分や、論旨退職、懲戒解雇にもっていったり、自主的に退職するよう仕向けたりするケースがあります。

 

ハラスメントの背景を見ると、以上のような傾向を心理として持っていることがよくわかります。自分の欲求を満たすために行う行為ですから、ハラスメントを認めること=欲求放棄となってしまうので、ハラスメントの加害者は、ハラスメント行為を行ったことを認めないのです。

職場環境改善工房 代表の原田芳裕です。わたしが、ご相談を承ります。

職場環境改善工房 代表の原田芳裕です。わたしが、ご相談を承ります。

職場環境改善工房では、企業・個人問わずハラスメントに関する対策にご協力しております。
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