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事例紹介

職場のコミュニケーション心理学 ~人間関係を良好にするために~

2018年4月10日

 

職場では、良い人間関係の中で働きたいものですね。円滑にコミュニケーンが進む職場は、誰もが望むのではないでしょうか?
でも、現実はなかなかそうはいかず、打ち解けない中で悶々と日々を過ごすこともあります。

また、職場では、ストレスゆえに、さまざまな不安心を抱きながら、自分の身を守ることに汲々としてしまうことが多々あります。
ですが、こころのなかではどこか、安心して働きたい!という望みも抱いているものです。
でも、それがなかなか実現しない・・・のも確かです。

「この不安をわかってほしい・・・

と思う気持ちを隠して虚勢はったり、むしろ不安を解消させる動きを相手にさせようと仕組んだり・・・自己否定したり、他者否定したりして、コミュニケーションを図る人はかなり多いです。

その反面、
≪自分にも相手にも良い影響を与える≫コミュニケーションをする人はかなり少ないです。
一言でいえば、自己信頼感があり、建設的で前向きなコミュニケーションをとる人なのですが、こういうタイプの人が会社の幹部として育っていくところは、組織としてもかなり強くなります。

Communication_Best_Practices2

 

◆職場で見られるコミュニケーションのタイプは大まかに4つあります。

①スムーズなコミュニケーションを取るタイプ
このタイプは、自分も他人も信頼し、前向きで建設的、そしてプラス思考が強いタイプです。そのため、周りの人にも良い影響を与えます。コミュニケーションでは一番理想的なタイプで、このタイプが多いほど会社は成長しやすくなります。そして、このタイプはモチベーションが高いからこそ、周りに良い影響を与えているのです。

②隠れたコミュニケーションを取るタイプ
このタイプは、自分の意見や考えを控えます。協調的ですが、依存的・優柔不断・心配性・事故不振・依頼心などの内面をもっています。表面的な人間関係をつくることに長けている半面、自ら率先して動こうとする傾向は薄いです。相手を操作コントロールしようとする傾向もあります。
このタイプは、自分をさらけ出すことは苦手ですが、協調的なので、相手を批判したりすることもありません。なので、自分の意思をはっきりと伝えていくことが良い人間関係をつくっていくことになります。

③こじれたコミュニケーションを取るタイプ
このタイプは、自己優先型です。相手の失点や欠点を見ようとし、自己正当化します。自分自身の成功には興味があり、それを実現させます。その一方、周りの犠牲や利益を顧みることも少なく、責任転嫁をする傾向もあります。人の気持ちを汲み取ろうとしません。
このタイプは、自分が満足しきらないと安心できない特徴があるので、とにかく肯定するコミュニケーションをとると、人間関係が円滑になりやすくなります。しかし、肯定ばかりしていると、疲れすぎてしまうので、ほどほどの距離感を保つことも大切です。

④歪んだコミュニケーションを取るタイプ
自己否定と他者否定が同居しているタイプです。ほとんどがマイナス思考であり、感情で人をみて、全ての否定的な感情を受け入れようとします。自分を受け入れず、他人も受け入れられないので、周りの共感や協調も得られず、成果を一番得にくいコミュニケーションパターンです。
このタイプには、マイナスな言動をしないことが大切です。マイナスのスパイラルにすぐに陥る思考パターンをもっているので、そのスイッチを押さないことが大切です。

全員がこの①~④のいずれかのコミュニケーションパターンをもっています。そして、それは無意識・無自覚で行わているので、コントロールができないのです。ですから、相手のコミュニケーションパターンに合わせた人間関係の構築が必要なのです。

 

 

 

 

◆職場の人間関係が良くなるコミュニケーションとは!

ですから、職場の人間関係をよくしていこうとするためには、相手のコミュニケーションパターンを知ることが大切です。
そして、なぜそのコミュニケーションパターンをするのかの心理を理解し認めると、相手を肯定するコミュニケーションが取れるようになってきます。そのためのアクションが以下になります。

◆相手との関係を良好にする4つのアクション
相手を知って
相手をわかって
相手を認めて
相手を肯定する

これ4つで一つのアクションです。不思議と職場でも良い人間関係が作れるようになります。

つまり、相手を肯定することが職場の人間関係を良好にしていくのです!

 

だが、モチベーションアップには、別のスイッチが必要!!

人間関係が良ければ、モチベーションも上がる!!と思っている方も多いのではないかと思います。
ですが、それははっきりと違います!と申し上げます。

経験上、
人間関係の良さ=会社全体・事業所全体・部署全体の風土なのに対し、
モチベーション=個々人の動機×会社全体・事業所全体・部署全体の風土
である思います。
これは、実際に人間関係が非常に良いにもかかわらず、モチベーションが全体的に上がっていない会社のコンサルティングをさせていただいたところから導き出したものです。

人間関係もパーソナルの問題は絡みますが、風土全体に大きく左右されるのに対し、モチベーションは、個人の動機に大きく左右されるということです。

人間関係が良くても、モチベーションの高い人間が多くいて、互いに切磋琢磨している環境が出来上がっていないと、向上する会社や職場にはなっていかない!ということなのです。

 

人間関係以上に、自分の生きざまと仕事がリンクしているか、考え深めていくことが大事。
(スムーズなコミュニケーション×モチベーションが大事)

職場の人間関係を良好にしていくことと、会社に貢献し、業績を上げることはリンクしません。
大事なのは、今の仕事は、自分の生き様とリンクしていますか?ということなのです。

 

何か自分の信念をもって仕事に取り組むのであれば、それはモチベーションにつながっていきます。自分の生き方を決めている人間は、モチベーションをもって仕事にもつなげていきます。そして、それが会社や部署の推進力になっていくからです。

実は、人間関係を良好にする!というのは消極的な対処療法でしかありません。
モチベーションを上げて、人にも良い影響を与える、スムーズなコミュニケーションをすることが大事なのです。