パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

お問い合わせは090-7312-3133

事例紹介

「壁ドン」はセクハラ、でもクビは重すぎ…元教授に判決

2018年1月12日

朝日新聞 平成30年1月12日の記事です。

https://www.asahi.com/articles/ASL1D5VZZL1DUTIL04Q.html

【引用はじめ】
「壁ドン」はセクハラ――。部下への嫌がらせを理由に懲戒免職となった東京の私立女子大の50代の元男性教授が処分の無効確認を求めた訴訟の判決で、東京地裁が12日、そんな判断を示した。若松光晴裁判官は漫画やドラマの影響でブームになった壁ドンには「性的な意味が多少含まれる」と指摘。一方で、懲戒免職の処分は重すぎて無効と結論付けた。

判決によると、男性は2014~15年、女性助手の悩みを聞いて抱きしめたり、廊下の壁際にいた女性に他の学生の前で、「壁ドン!」と言いながら、片手を女性の頭近くの壁に押し当てたりした。女性は15年、大学側に苦情を申し立て、その後退職した。

判決で若松裁判官は、女性と交際関係にないのに、壁ドンをしたり、女性の頭をなでたり抱きしめたりした行為について、「わいせつな意図は認められない」としつつ、「幼稚で非常識な感覚だ」と指摘。壁ドンを含む一連の行為はセクハラに当たり、免職以外の懲戒処分が適切だ、とした。

男性の代理人弁護士は「処分が重すぎるという判断で妥当だ」と評価。大学側は「判決は残念に思う。内容を精査した上で、対応したい」としている。(後藤遼太)
【引用終わり】

ハラスメントが起こったときに、最終的な解決点というのは、「再発防止」になります。
セクハラ・マタハラ防止関連の法律は、未然防止と再発防止に主眼が置かれています。
ですから、ハラスメントを起こした=解雇というのは、成り立ちません。懲戒解雇というのは、懲戒処分の中でも最も重いものなので、認められるケースはかなり限られてきます。

まずは、再発防止策を講じ、それに当事者も積極的に協力することが前提になります。
もし、加害者が再発防止策に協力的でなかった場合に、さらに重い懲戒処分というのは考えられます。