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事例紹介

肥前評論:ハラスメント /佐賀

2015年4月9日

2015年4月6日 毎日新聞の記事です。

 

【引用はじめ】

妊娠、出産を巡る嫌がらせ「マタニティーハラスメント」問題に取り組む「マタハラNet」が発表した実態調査によると、マタハラは企業の規模にかかわらずあり、加害者は男女ともいることが分かった。加害者が女性上司や同僚との回答は3割に上ったという。

セクシュアルハラスメントという言葉が国内で知られるようになり、ほぼ四半世紀になる。やがてパワハラ、マタハラと、職場でのさまざまな嫌がらせの実態が顕在化してきた。時間の経過とともに、男性の専売特許だと思われてきた、さまざまなハラスメントは、実は女性もしているのだということが判明した。

男女共同参画社会の実現が叫ばれ、大手企業が女性幹部の比率を上げていこうとする中で、昇進を望む女性たちは男性並、またはそれ以上に働くことが期待されてきた。力を付けていくにつれ、働き方や考え方が「男性化」してきた女性も見受けられる。企業、業界の中で勝ち抜いていく課程で、確かに妊娠、出産はハードルだ。職場に欠員が出れば、同僚に負担を強いることも事実。だからといって、嫌がらせなど負の部分まで「男性並」にする必要はない。

古い話で恐縮だが、1991年の統一地方選のただ中、大分支局勤務だった私は長男を授かった。結婚前と同じペースで連載や陣営取材に走り回った結果、切迫流産で2週間入院し、結果的に同僚記者に迷惑をかけた。大変心苦しい体験だったが、職場では気遣いこそあれ、嫌がらせなどなかった。恵まれていた、幸運だったと言うべきか。

それにしても、同性の無理解というのがやるせない。妊娠、出産は女性しかできないのに。この少子化時代に、仕事を続けながら、未来の社会保障の担い手を送り出す後輩たちに声援を送りつつ、自分以外は男性ばかりの職場で、自らが加害者にならぬようにと戒めている。【石戸久代】

【引用終わり】