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事例紹介

(患者を生きる:2658)働く 職場のうつ:5 体調記録し言動を自制

2014年12月11日

2014年12月22日 朝日新聞の記事です。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11468673.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11468673

 

 

【引用はじめ】

うつと、軽い躁(そう)を繰り返す。電機メーカーを休職中だった東京都の男性(42)は2009年8月、双極性障害と診断された。復職に向けたリワークプログラムのため、メンタルクリニック「メディカルケア虎ノ門」(東京)に通い始めて2カ月余り後のことだった。

五十嵐良雄院長(65)の指示で、多いときは6種類だった薬は、気分の波を小さくするための「気分安定薬」など2種類になった。双極性障害は気分安定薬などの薬物療法とカウンセリングなどの精神療法を組み合わせるなどして治療する。

軽い躁のときは調子がよく感じられ、つい頑張ってしまいがちだ。しかし、実際には心身の状態はそこまで戻っていない。頑張りすぎると、うつへと転じたときに、また体調を崩してしまう。

復職と休職を5回繰り返してきた男性は「もう同じ失敗はしない」と心に決めた。

自分の行動や細かな体調の変化を記録するようにした。「人に会うなどよく動いた」が「疲れていない」と記録した日は「軽い躁のサインかもしれない」と考え、翌日から数日間は言動が多くなり過ぎないように気をつけた。

気分が躁に傾いていると、人に対してきつい物言いをしがちだ。「自分でも気をつけますが、気付いたら一声かけてください」。あらかじめ自分の状態を周囲に伝えておけば、人間関係は円滑になる。復職したときの予行演習と考え、集団で作業するプログラムのときなどに実践した。

仲間の存在は大きかった。病気のことを気兼ねなく話し合え、心の支えになった。このときよく話した仲間とは、現在でも時々、情報交換している。

プログラムは約9カ月で終了。10年2月、職場に戻った。11年5月、薬を減らし始め、12年11月、服薬治療が終了した。

「周囲に評価されたい。そのために最善を尽くすべきだ」。かつては、そんな思いが強かった。でも、「無理をしてひととき頑張ってつぶれるよりも、仕事を継続できるようにすることのほうが大切だ」と考えるようになった。

「今の自分」にできることで、会社や社会に貢献したい。家族を幸せにしたい。そう考えている。

【引用おわり】