パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

お問い合わせは090-7312-3133

事例紹介

(患者を生きる:2656)働く 職場のうつ:3 思い描いた未来、違った

2014年12月9日

2014年11月20日朝日新聞の記事です。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11464745.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11464745

 

 

 

(引用はじめ)

「また、うまくいかなかった」。東京都のシステムエンジニアの男性(42)は2006年6月、3回目の休職に入った。職場では薬の影響もあったのか、眠気を抑えられず、日中にウトウトと居眠りをする状態だった。

職場に行くと体調が崩れる。医師に訴えると、薬の種類や量は増えた。多いときには、抗うつ薬や睡眠薬など6種類。自分の判断で増やしたり減らしたりしたことはなく、医師の指示を守ってのんでいた。

その後も復職と休職を繰り返した。03年に最初の休職をしてから、08年までに計5回。「繰り返しの原因は何なのか?」。自分でもよくわからなかった。

きつい仕事の担当からは外してもらったり、一日の仕事量を計画的に配分したりした。健康管理を心がけ、サプリメントもとるようにした。対策をとって復職しても、うまくいかない。

休職すると熱や腹痛もおさまり、働けそうな気になる。でも、いざ復職するとまた体調が悪化する。薬が増えるにつれて眠気も強く出る。

眠気の原因を探ろうと、睡眠時無呼吸症候群の検査をしたこともある。だが、結果は違った。

会社の人事担当者らの目は厳しくなった。主治医から「復職可能」の診断が出て復職を希望しても、「本当に働けるのか?」と疑いの目で見られた。

休職中は健康保険の傷病手当金が出ていた。このため「休職制度を利用した詐欺行為」と人事課から非難されたこともある。

生活は厳しく、就職して間もない頃に結婚した妻が働き、支えてくれていた。妻に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

気がつけば、就職当時に思い描いていた未来とは、まったく違う場所にいた。

家族を持ち、マイホームを建て、職場でも順調に地位を確立していく。こんなはずじゃなかった。いま、俺はこんなところで何をしているんだ。

09年5月、会社から、復職のためのリワークプログラムを受けるように言われた。東京都港区にある、メンタルクリニック「メディカルケア虎ノ門」との出会い。それが立ち直るきっかけになった。

【引用終わり】