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事例紹介

「パワハラ原因で自殺」さいたま市職員の遺族が公務災害認定申請

2014年3月5日

2013年4月埼玉新聞からの記事です。

http://www.saitama-np.co.jp/news04/26/10.html

(引用はじめ)

パワハラ 会社でさいたま市の男性職員が2011年12月に自殺したのは、職場でのパワーハラスメントが原因だったとして、職員の遺族が25日、地方公務員災害補償基金さいたま市支部に公務災害の認定を申請。職員の父親と弁護団が、同市浦和区内で記者会見した。

公務災害を申請したのは、自殺した職員の父親で同市西区に住む前沢岑夫さん(70)。申請によると、前沢さんの次男で同市西部環境センター業務主任の史典さん=当時(41)=が一昨年12月21日に自宅で自殺したのは、史典さんの教育係として当時ペアを組んでいた業務主任の40代男性職員に暴行などのパワハラを受け、上司に複数回相談したものの有効な対策が取られなかったことから、うつ病を悪化させたためとしている。

史典さんは02年7月、さいたま市に採用された。学校の業務主事として勤務したが、同年10月にうつ病などを発症。勤務を続けながら治療し、11年4月に同センターへ異動した当時は、「寛解状態」まで回復していたという。

会見した岑夫さんや弁護団によると、史典さんは同センターに異動した直後から教育係の職員にパワハラを受け、打撲傷を負うなどした。史典さんは上司の40代男性係長に相談したが、状況は変わらなかったという。その後もパワハラが収まらないため、同7月に同センターの50代男性所長に文書で改善を要求。同12月14日、主治医から直ちに休職が必要な「重症うつ病レベル」と診断され、同15日に診断書を出したものの、自殺した同21日まで放置されたまま勤務を続けたとしている。

岑夫さんは「許せないのは、職場の『見ざる、言わざる、聞かざる』の体質。市に調査を求めても本当のことが出てこないので、公務災害認定の申請で事実を明らかにしてほしい」と訴えた。岑夫さんと弁護団は今後、同市に損害賠償を求めて、提訴することも検討しているという。

さいたま市人事課は、埼玉新聞の取材に対し、職場の人間関係にトラブルがあったことは把握しているが、調査は史典さんが所属していた同センターが行ったため、詳細は分からないと回答。また、自殺の原因については、人間関係の問題だけが原因ではないと考えているとしている。

同課の小野里毅課長は「主張が食い違っている部分があり、公務災害認定申請に対する基金による審査の推移を見守りたい」とコメントした。

(引用終わり)

 

自殺まで至るケースは、仕事外の要因も複雑に絡んでいると言われます。 ただ、記事を拝見する限り、この方は相談する人もなく、ほぼ一人で闘ってきた印象を受けます。その蓄積があまりにも長すぎます。

しかも、暴行行為などもあり、要因の比重は職場の問題が遥かに高いような気がします。

そして、職場の問題さえ解決すれば、自殺をしなかったことも十分に推察できます。

また、裁判では、自殺とパワハラについて、因果関係があると認め、労基署の遺族補償年金不支給の決定を取り消し、自殺した男性が勤めていた介護事業所に対して、損害賠償が認められています。(ここをクリックすると関連記事にリンクします)

 

 

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