あるパワハラ相談事例から。退職を強要されています。
2014年10月18日
職場環境改善工房に寄せられた退職を迫られた事例をご紹介いたします。
(相談内容)
今、上司から、「退職をしろ」「会社を辞めろ」「退職届けを書け」と迫られています。
毎日、30分から1時間、呼び出されて、密室の会議室で、場合によっては恫喝されています。
連日の責めで、体調もおかしくなってしまっています。
ただ、生活のこともありますから、私自身、辞めるつもりはありません。
そもそも、退職を勧めことは違法ではないでしょうか。これって、パワハラではないでしょうか。
(職場環境改善工房 回答)
会社が退職を勧めること自体は問題ではありません。
しかし、断っているのに、何度も執拗に退職を迫ったり、
半ば脅すような状況で退職を強要するのは、問題ですし、実際に損害賠償が認められたケースもあります。
ご相談者の場合、毎日のように密室で退職勧奨をされたとのこと。しかも、場合によっては恫喝もあるとのこと。
この場合は退職勧奨の許される範囲内を逸脱していますので、許されません。
したがって、退職を勧める行為を辞めるよう上司に直接求めると共に、担当の経営者、更に上の上司、関係部署に、違法性のある退職勧奨が起こらないよう、職場の環境改善を求めていくことをお勧めします。
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