パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

お問い合わせは090-7312-3133

事例紹介

職場環境改善工房流 ブラック企業論  ブラック企業の定義とパワハラとの違い

2014年8月30日

■職場環境改善工房流 ブラック企業の定義

 

私の感覚で言うと、

ブラック企業=組織としてパワハラを行っている会社

 

となります。

 

意図的にやっているかどうかは関係ありません。

 

ただ、企業の色に染まる人間を選別するためだったり、企業の戦略を遂行するために、結果的に「職場環境を悪化させる行為」を組織的に行っているが、ブラック企業だと感じます。

 

つまり、ブラック企業は、自らブラック企業という意識がありません。あくまでも経営上の問題、で片付けられているのです。

 

■ブラック企業はなぜ生まれたか。

 

ブラック企業が生まれた背景として、

 

・経営環境のグローバル化

・長引く景気低迷

・利益最優先思想の蔓延

・コストダウン思想の蔓延

 

などが挙げられます。

 

もともとの日本型雇用に、経営環境の変化が加わったため、ブラック企業が生まれたという意見もありますが、私はそう思っていません。

 

なぜなら、「ブラック企業」と呼ばれる大手企業のほとんどは、ここ20年ほどで台頭してきた企業だからです。

 

日本型雇用と日本型経営を否定し、都合の良いところだけ、いいところ取りした上に登場したのが、ブラック企業とも言えるのです。

 

利益追求とコストダウンを最優先させた経営方針と経営計画の推進は、それを円滑に行うことの技術を発達させます。つまり、都合よく人を労働させる技術が発達するのです。

 

ですから、ブラック企業では、「違法」がまかり通ります。労働者の無知を利用し、すり込みと指揮命令権をちらつかせて、思考を麻痺させ、追い詰めていくのです。

 

バブル崩壊後の「リストラ」は、従業員はいざとなったら、切っても良いという考えを日本中に植えつけました。それに加え、「コストカット思想」が台頭し、労働力が「コスト」と考えられるようになりました。

 

いかに、コストをかけずに、短期間で人材を確保していくのか、というところで出てきた手法が大量採用、切捨ての手法でしょう。 短期間で人材を育てるには、徹底的にしごいていくことが手っ取り早い。しかも企業に従順な人材にしなければいけないわけですから、個性や人格なども徹底的に排除していく。それに耐えられるものだけが残ることを許される。

しかし、その過程では、ドロップアウトしたものは、自らの選択で辞めることができればいいのですが、その選択さえ与えられずに(気づかずに)精神疾患にかかったり、追い詰められたりします。

ですが、そうなってもブラック企業はなんとも思いません。これらの落伍者はあくまでも「経営戦略から自ら離れていった者」であり、精神疾患にかかっても「経営戦略上、要求される精神力を持ち得なかった者」でしかないからです。

このように、ブラック企業は、自らをブラック企業であると認識し、自浄する能力をはじめから失っているのです。

 

■パワハラとブラック企業の似ている点と異なる点

 

先程、私は、

「このように、ブラック企業は、自らをブラック企業であると自覚し、自浄する能力をはじめから失っているのです。」

と言いました。

 

これは、パワハラと通じるところがあるのです。

 

パワハラの加害者は、自分がパワハラをしていると自覚することはありません。

ですから、パワハラ加害者も自浄作用を持っていないことが多いのです。

 

私は、このブラック企業論の一番初めに、

ブラック企業=組織としてパワハラを行っている会社

 

と感じていると言いました。

 

しかし、(自分で言うのもなんだが)これには問題があるのです。

組織としてパワハラを行っているのであれば、ブラック企業=職場環境が悪化している、となりますが、

ブラック企業自身に自浄作用がない以上、ブラック企業は、ブラック企業であることを異常な状態とは思っていないのです。

つまり、ブラック企業にしてみれば、違法な状態、人格侵害など職場環境が悪化している状態も「正常」であるのです。

 

パワハラは、まだ個人対個人 もしくは個人対複数の人間関係で起こることですから、第3者が異常を感じたりして、対応する余地があります。

しかし、ブラック企業の場合、経営方針などの上層部の方針に起因してますから、会社内での自浄作用さえ望めないのです。

 

 

 

■職場環境改善工房では、パワハラ防止の提言をしています。

パワハラ防止についての基本的な考えについては、こちらをクリックしてください。

パワハラ防止標語作りについては、こちらをクリックしてください。

企業向けパワハラ防止研修については、こちらをクリックしてください。

 

■このHPには、200以上のパワハラ事例が載っています

さまざまなパワハラ事例について知りたい方は、こちらをクリックしてください。

 

■職場環境改善工房では、個人の方のパワハラ相談を承っております。

個人の方のパワハラへの対応については、こちらをクリックしてください。