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事例紹介

突然死で賠償請求へ 神戸の両親、懲罰的慰謝料盛る

2014年9月18日

2014年6月24日神戸新聞の記事です。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201406/0007081560.shtml

 

(引用はじめ)

33歳の男性が心臓疾患で突然死したのは、過重なノルマ、長時間労働、パワーハラスメント10+ 件 を放置し安全配慮義務を怠ったためだとして、勤務先の「光通信」(東京)に対し、神戸市内の両親が24日にも神戸地裁に約1億6500万円の損害賠償請求訴訟を起こす。両親は「悲劇を繰り返さないために」と訴え、請求に異例の懲罰的慰謝料を盛り込んだ。(中部 剛)

 

光通信はOA機器、携帯電話販売、インターネット事業などを手がけ、東証1部に上場している。

訴状によると、男性は2010年2月の早朝、東京都の自宅で頭痛や強い胸の痛みを訴え、搬送先の病院で心臓性突然死した。亡くなる前3年間の時間外労働は、最も多い月で153時間に達したほか、16カ月で100時間を超し、疲労の蓄積が顕著だったとする。

同社では携帯電話の販売などのノルマが厳しく、06年ごろ男性が課長職に就任して以降は、数十人の営業マンのサポート、売り上げの管理、膨大な資料のチェックに追われたという。さらに、09年に携帯電話の水増し契約を告発した記事が週刊誌に掲載されると、男性はクレーム対応の部署に異動となり、精神的な負担を募らせたとしている。

遺族側は「結婚を目前にし、33歳の若さで人生を奪われた精神的苦痛は極めて甚大」とし、「さらなる被害者を出さないためにも懲罰的な意味を含めた慰謝料を支払わせるべき」と主張。母親は「親として許すことができない。社会的な責任を全うしてもらうために提訴する」と涙ながらに語った。

光通信は「亡くなられたことにお悔やみ申し上げます。それ以外についてはコメントを差し控えます」としている。

 

【懲罰的慰謝料】被害回復と再発防止のため、実損分を超える賠償(交通事故などの基準よりも高く設定した賠償)を、制裁として科す慰謝料。三菱自動車製大型トレーラーのタイヤ脱落事故訴訟などで請求されているが、過労死訴訟での例は少ないという。

(引用終わり)