パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

お問い合わせは090-7312-3133

事例紹介

「徳川美術館でセクハラ」 2女性職員申し立て

2014年9月17日

東京新聞2014年6月24日の記事です。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014061202000132.html

(引用はじめ)

尾張徳川家が誇る至宝を所蔵、公開する徳川美術館(名古屋市東区)の男性管理部長(60)から度重なるセクハラやパワハラを受けたとして、女性職員二人が十一日、美術館を運営する財団法人「徳川黎明会」(東京都豊島区、徳川義崇(よしたか)会長)に、計四百万円の損害賠償の支払いを求め、名古屋地裁に労働審判を申し立てた。管理部長は全否定している。

 労働審判は労使間のトラブルを迅速に解決する制度として二〇〇六年に始まった。裁判官一人と労使問題の専門家二人が審理し、話し合いによる調停か審判での解決を目指す。結果に異議があれば訴訟に移る。

 申し立てたのは管理部に勤める四十代と五十代の女性。申立書によると、管理部長は二〇一三年一月~今年五月、肩や手を触ったり、ホテルや旅行に誘ったりした。ボーナス査定時には「パワハラ、セクハラに付き合えば十万円アップ」と発言。誘いを断られると「業務命令だ。出世に関係する」と威圧するなどしたと主張している。

 その上で「女性職員の人格権を侵害する違法行為。黎明会は使用者責任があるのに、セクハラとパワハラを放置し職場環境を改善しなかった」としている。

 管理部長は大手都市銀行を退職後の一一年十月、黎明会から徳川美術館に派遣され、一二年四月から業務部長(現・管理部長)。

 管理部長は取材に「(ハラスメントの)事実はない。既に内部で調査されていて(女性職員らの主張は)ほとんどうそだと判明している。ほぼ解決済みだ」と話した。

 美術館長も務める徳川会長は取材に「詳細を把握していないのでコメントできない。内容を精査し、心ある対応をしたい。財団の社会的責任において適切に対応したい」としている。

 <徳川美術館> 徳川家康の遺品や「源氏物語絵巻」など国宝9件、重要文化財59件を含む1万件以上を所蔵。尾張徳川家は家康の九男、義直を始祖とする徳川御三家の筆頭格で代々、尾張藩主を務めた。第22代当主の徳川義崇氏の曽祖父義親氏が伝来の宝物の散逸を心配し、徳川黎明会を設立。1935年に徳川美術館を開館した。

(引用終わり)

 

【後日談】

徳川美術館では、このセクハラ事件をきっかけとして、労働組合が結成されました。