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事例紹介

海自いじめ訴訟、自殺「国の責任」認める

2014年7月31日

読売新聞2014年4月23日の記事です。

http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20140423-OYT8T50176.html?from=ytop_ymag

 

(引用はじめ)

木賠償440万から7300万に

 海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の1等海士だった男性(当時21歳)の自殺は先輩のいじめが原因だとして、遺族が国などに約1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が23日、東京高裁であった。

 鈴木健太裁判長は「上司らが適切に先輩を指導すれば、自殺は回避できた」と国の責任を認め、440万円の賠償を命じた1審・横浜地裁判決を変更し、約7300万円に増額した。

アンケート結果隠しを認定

 

 また判決は、海自側が遺族の情報公開請求に対し、保管していた乗員へのいじめに関するアンケート結果を「廃棄した」と回答したことについて、「違法な隠匿だった」と認定した。

 男性は2003年に海自に入隊したが、先輩の元2等海曹(懲戒免職)から暴行されるなどのいじめを受け、04年に自殺した。

 男性の上司らが自殺を予見できたかが争点となり、11年の1審判決は、自殺はいじめが原因だとする一方で、「自殺の危険をうかがわせる兆候はなかった」などとして自殺に関する国側の責任を認めなかった。

「将来の希望を失った」

 だが、高裁判決は、国が控訴審で開示したアンケート結果や内部メモなどを基に、男性が亡くなる1か月前から同僚に自殺をほのめかしていたと認定した。「男性は今後もいじめが続くと考え、将来の希望を失って自殺を決意した」とし、「上司が調査していれば、男性の悩みを把握でき、自殺の決意を回避できた可能性がある」と指摘した。

 防衛省の話「判決内容を慎重に検討し、適切に対処したい」

 

(引用終わり)

 

この裁判は、新証拠が決定的でした。いじめの存在が明らかになったのと、そのデーターを隠匿しようとしたこと、それに対して勇気を出して告発をした方がいらっしゃったことなど、が賠償額の大幅なアップと、国の責任をみとめる結果につながったのだと思います。