パワハラ防止を通して職場環境の改善を創造する職場環境改善工房

お問い合わせは090-7312-3133

事例紹介

パワハラと組織、そして会社

2014年8月23日

先日、裁判の証人尋問の傍聴に行ってきました。

 

仕事柄、情報収集も兼ねて、裁判の傍聴は良く行きますが、

その中でよく感じるのは、組織人は、割り振られた仕事の中でしか仕事ができないとしない、ということです。

 

とくに、解雇や雇い止めや退職勧奨の問題では、その決定プロセスに関わった人間が、粛々と実務や処理を行おうとした結果、労働トラブルに発展していった、と言うことが見受けられるのです。

 

例えば、私が知っている事例(今回行った裁判ではありません)では、

 

男性社員Aが、配置転換先の事務員Bから、無視・謂れの無い悪口・ストーカー扱いなどを受け、上司に対応を求め、解決に向けて動いたのですが、事務員Bは全く悪びれることもなく、かえって状況が悪化し、

それが人事部やそのまた上のところに伝わったところ、 「男性社員Aがトラブルの原因」と話が変わってしまい、解雇されるという事件がありました。事務員Bの行為は明らかにパワハラなのですが、本人はその認識は全く無く、裁判の場でも、自分の行為は完全に正当であることを主張いたしました。むしろ、対応にあたった社員の方から、反省の弁が出たぐらいでした。

 

それぞれがそれぞれの立場で、実務に忠実であろうとした結果、招いたトラブルともいえます。

ただ、組織が大きければ大きいほど、業務が細分化し、実態の把握が難しくなるため、組織間での限られた情報のやりとりが悲劇を招くこともあるのだと思います。

 

コミュニケーション